2025年7月30日
障がい福祉で働こうと決めたわけ②
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障がい福祉で働こうと決めたわけ②
あしたデイズが目指したい理想の社会は、がんばらなくても認められる社会です。
改めて見てみると、少し語弊がある表現だなと感じます。がんばらない、なまけものばかりがいる社会なのかなと。なまけてもいいよと言っているような気も…
どういうことなのかは、このサイトの一番最初の部分に書いてあります(こちら)。なかなか、自分の思いを表現すること、難しいですね。
なぜ、このように思うようになったのかは、大学時代の経験とか、師匠との出会いが大きいです。
うまく表現できているかわからないのですが、一番実現したいことは、知的、発達障がいのある方の「くるまいす」をつくりたいのです。
下半身不随で両足に麻痺があり、歩行に困難がある方は、くるまいすを使い、自身で移動することによって、自分の行きたいところに行ったり、働いたりと社会参加されています、また、そうできるようにバリアフリーな環境も増えてきています。
身体に障がいはあるけれども、環境面の配慮によって、社会参加、自己実現していく典型的な例かなと思います。
だとするならば、知的、発達障がいのある方にとっての「くるまいす」は何になるんだろう?
ともすれば、知的、発達障がいのある方は、「くるまいす」を利用しないまま、社会参加している、しようとしているのではないだろうか?
もし、そうなのだったら、うまくいかないのは、当たり前なんじゃないか?就職したものの、失敗してしまったり、心身に不調が出てしまうのは、当然なのではないでしょうか?
別の視点で考えると、「くるまいす」を使っていない知的、発達障がいのある方に対して、僕たちは、がんばってできるようになることを強要しすぎてはないだろうか?もしかすると、身体障がいのある方に歩行を強要するようなことをしていないだろうか?とも考えてしまいます。
「できないことをがんばってできるようにする」ことは、やはり難しいです。そこをがんばるよりも適切な環境で自身の力を発揮していく方がよっぽど、良いはずです。
考えてみるととても、当たり前のように感じるのですが、そうならないのが、知的、発達障がいのある方は、目に見えない部分の障がいなので、どのように配慮すれば良いのか、どんなサポートが必要なのかわかりずらいというところが大きい気がします。
療育によって、できることをしっかりと伸ばしていく一方で、どのように配慮すれば良いのかを明確にして、オーダーメイドの「くるまいす」をつくることも僕たちに仕事の一つです。
そうして、がんばらなくても認めらえる社会を実現していくことができたら。
あしたデイズとは?
和歌山市の4-18歳の発達が気になる児童・生徒、知的障がい、発達障がいのある児童・生徒、学校に行きにくい方、不登校の方対象のコミュニケーションを学ぶ放課後等デイサービス・児童発達支援を運営する事業所です。